Jw_cad 備忘録:ちょっとした使い方

Mac で Jw_cad を使うには

Jw_cad の基本機能が使えれば良いというレベルであれば、Wine というソフトを利用します。
下記リンク参照。

 → 「Mac で Jw_cad」ページ

利点は、Jw_cad の動作速度が速く、作成した図面ファイルが Mac  上に直接格納されることです。欠点は、Wine の Windows API の実装不足に依存して、一部機能が使えない場合があることです。

矢印キーで画面移動するための設定

Jw_cad において、矢印キーで画面移動できるようにするためには、下記図の「jw_win」ウィンドウにおいて、「矢印キーで画面移動、・・・」にチェックを入れる。


ここで、 Mac の日本語キーボードの場合、「PageUp/PageDown」に相当するのは、

 「fn」+「上矢印キー」/「fn」+「下矢印キー」

になる。

また、「Home」キーに相当するのは、

 「fn」+「左矢印キー」

になる。

まとめると、

画面移動:「矢印キー」
画面拡大:「fn」+「上矢印キー」
画面縮小:「fn」+「下矢印キー」
全体表示:「fn」+「左矢印キー」

ちなみに、 「Shift」+「矢印キー」だと、「矢印キー」の時より、図面の移動が少なくなる

図面が表示域からはずれて、どこにあるかわからなくなったら

 「fn」+「左矢印キー」

で、全体表示にするとよい。

これらと同様な操作は、マウスでも可能。

Mac 環境では、「control+Z 」で「戻る」が機能しない

Mac+CrossOver+Jw_cad の環境だからでしょうか?、矩形や円を作図した後に、「戻る」機能を実行するのに、「control+Z」キーを押下しても、「戻る」が機能しないときがあります。

メニュー下の入力フィールドにカーソルが位置づいている場合にこの現象が発生します。

矩形では「傾き」、「寸法」、「多重」にカーソルが位置づいている時、円では「半径」、「扁平率」、「傾き」、「多重円」にカーソルが位置づいている時に、入力フィールドからカーソルを外せば、「control+Z」で「戻る」機能が実行できます。

「control+Z」の代わりに、「esc」キーなら問題なく「戻る」が機能が実行できます。

ただし、「進む」機能を「control+Y」で併用する場合は、入力フィールドからカーソルを外すのが良いです。


レイヤーとレイヤーグループ

Jw_cad で、図面を描く場合、「レイヤー」、「レイヤーグループ」を用いて、意味がある単位ごとに図を分けて書きます。

  • 基準線
  • 開口部
  • 階段/畳/上がり框
  • 設備機器
  • 通し柱
  • 室名/寸法/基準記号

…など意味があるものに分ける。


  • 一階平面図
  • 二階平面図
  • 屋根伏図
  • 断面図
  • 立面図


…なども分けて考える。